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将軍家光をだました薬師様(願正寺 薬師堂)しょうぐんいえみつをだましたやくしさま

お堂の内部

お堂の内部

お堂の内部
お堂の内部
願正寺の中にある薬師堂
願正寺の中にある薬師堂
円空仏

対象物の特徴・来歴等

将軍家光をだました薬師様

 中郷の願正寺の境内に、薬師堂があります。正面に円空作の木彫の薬師如来がまつられ、その左に石に刻まれた古びた仏さまがまつってあります。この石仏が伝説の薬師様です。
 今から三百五十年も前、江戸幕府時代のことです。この薬師様は、日本三薬師様の一つといわれて、この薬師さまを信仰して難病が全快したとか、目の見えない人が見えるようになったとか、耳の不自由な人が聞こえるようになったなど、そのあらたかな霊験は日本じゅうに知られていました。
 この話を伝え聞いた徳川三代将軍家光は、このあらたかな薬師様を、徳川家の菩提寺である江戸上野の寛永寺にまつろうと考えて、如来さまを幕府に差し出すように命じてきました。
 この知らせを受けた村の人たちは、とうとい薬師様を失うことをたいへん惜しんでいろいろと相談しました結果、にせの薬師様を作って幕府に差し出すことにしました。これは、もしあとからでも、にせの薬師様であることがわかれば、村じゅうの者が重いおしおきになることも覚悟の上でした。そのくらい村びとにとって薬師様は大切な宝でした。そして本物の薬師様は、願正寺にかくして役人の調べをのがれました。
 やがてことが成功すると、喜びあった村の人たちは、ひそかに薬師様を願正寺から薬師堂に移し、今日に伝えられているということです。
 こんな由来があってか、薬師様はむかしから御開扉はありませんので、一般の人は、直接拝むことはできませんでした。このことは今も守られて、お祭の日も扉は閉ったままです。

薬師堂には『宝筐印塔の塔身』も保管されています。『宝筐印塔の塔身』は、(遺構)で・願正寺は輪中文化財(信仰)の中で紹介してます。

参考文献:わのうち百話

詳細情報

場所 輪之内町中郷477 願正寺 薬師堂
連絡先

所有者
製作年代
撮影日   経度 35.2982091 
調査年月日 1985年5月1日  緯度 136.6416789 
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輪中のまち輪之内町

水郷地帯の岐阜県輪之内町。
輪中に位置するこの町は、昔から 川の氾濫をくり返し、生命、家屋、農地等を奪いつつも、水害から身を守るため 様々な治水事業を行ってきました。
中でも宝暦年間に行われた治水事業は、輪之内町のの歴史上大変重要であり、今の輪之内を形づくっています。 輪之内町内には薩摩藩の功績をたたえた史跡や、水と戦ってきた数々の知恵が今も生きています。