福束新田の南にある乗願寺は、寬永17年(1640)に東本願寺第二世宣如法子道圓が創建。阿弥陀仏を本尊とする真宗大谷派東本願寺の末寺である。
明治24年、濃尾大地震で倒壊。その直後の洪水で記録等が流出。以後仮堂であったが、今の本堂を昭和6年完成。昭和40年瓦の葺き替えを行った。
幕末頃、寺子屋教育が行われていたが、明治初年には、四か村を下校とする崇文舎義校がこの寺を借用し仮校舎として開校した。
境内には、元禄15年作成の石灯籠や、昭和35年に移転した仁木小学校の旧門がある。
参考文献:輪之内町史・昭和63年広報
場所 | 輪之内町福束新田216 |
---|---|
連絡先 |
TEL:0584ー69ー2213 |
所有者 | 内野 哲夫 |
製作年代 | 寬永17年(1640年)創建 |
撮影日 | 2012年1月11日 | 経度 | 35.2833076 |
---|---|---|---|
調査年月日 | 2012年1月10日 | 緯度 | 136.6262284 |
水郷地帯の岐阜県輪之内町。
輪中に位置するこの町は、昔から
川の氾濫をくり返し、生命、家屋、農地等を奪いつつも、水害から身を守るため
様々な治水事業を行ってきました。
中でも宝暦年間に行われた治水事業は、輪之内町のの歴史上大変重要であり、今の輪之内を形づくっています。
輪之内町内には薩摩藩の功績をたたえた史跡や、水と戦ってきた数々の知恵が今も生きています。