楡俣の北側にある信成寺は、慶長8年小輪坊威光光林の開基。改宗して方便法身如来を教如上人より頂き、慶長9年(1604)に建立した。阿弥陀如来を本尊とする、真宗大谷派東本願寺の末寺である。
寺の過去帳によると、今の住職で18世目で、現在の本堂は昭和12年完成した。
信成寺には、蓮妙上人が書かれた日本に三幅しかないとても貴重な書物の一幅『幽霊済度虎婦ノ名号』の掛け軸と、その由来の巻物が大切に保管されている。由来は、近江の沖ノ島に住む漁師の妻が、子供を残し病死。その後幽霊となり現れたので、蓮妙上人にお願いし名号をかいてもらったという。
大東亜戦争の時、大正10年鋳造のつり鐘を供出した。
参考文敵:輪之内町史・開けゆく輪之内・寺の『過去帳』
場所 | 輪之内町楡俣1686 |
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連絡先 |
TEL:0584-69-3780 |
所有者 | 住職 野田 恵雄 |
製作年代 | 慶長9年(1604)建立 |
撮影日 | 2012年2月9日 | 経度 | 35.3075639 |
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調査年月日 | 緯度 | 136.6593101 |
水郷地帯の岐阜県輪之内町。
輪中に位置するこの町は、昔から
川の氾濫をくり返し、生命、家屋、農地等を奪いつつも、水害から身を守るため
様々な治水事業を行ってきました。
中でも宝暦年間に行われた治水事業は、輪之内町のの歴史上大変重要であり、今の輪之内を形づくっています。
輪之内町内には薩摩藩の功績をたたえた史跡や、水と戦ってきた数々の知恵が今も生きています。