下大榑新田の南側にある良因寺は、寬文2年(1662)の創建で、阿弥陀仏を本尊とする、真宗大谷派東本願寺の末寺である。現在の住職は、寺にある系図から初代住職義観から数えて10代目。
今の本堂が建てられたのは、戦前の火災で建て替えられたという事で年代は不明。昭和20年代に、庫裏が倒れるほどの地震にあい本堂が一部破損したが、修復し現在に至る。
本堂南に書庫があり、7代目住職義本が集めた親鸞聖人に関する書物等が保管されている。書庫の横にある建物は、土像が入っていると伝えられているが不明。
古老の言い伝えによれば、昔お寺の縁に『法然上人』とされる木像が置かれていた。その木像は、本堂に安置し供養している。
大東亜戦争の時、宝暦14年(1764)鋳造のつり鐘を供出した。
参考文敵:開けゆく輪之内・昭和63年広報
場所 | 輪之内町下大榑新田12267 |
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連絡先 |
TEL:0584-68-0138 |
所有者 | 住職 筧 文人 |
製作年代 | 寬文2年(1662)創建 |
撮影日 | 2012年3月15日 | 経度 | 35.26864696817844 |
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調査年月日 | 緯度 | 136.63565933704376 |
水郷地帯の岐阜県輪之内町。
輪中に位置するこの町は、昔から
川の氾濫をくり返し、生命、家屋、農地等を奪いつつも、水害から身を守るため
様々な治水事業を行ってきました。
中でも宝暦年間に行われた治水事業は、輪之内町のの歴史上大変重要であり、今の輪之内を形づくっています。
輪之内町内には薩摩藩の功績をたたえた史跡や、水と戦ってきた数々の知恵が今も生きています。