前田萬作は、明治14年11月18日大藪生まれ。幼時に父を失った為、醸造家渡辺吾作のところで働きながら、病にかかった母と義弟の面倒をみていた。
萬作は家事と母の看病を昼夜心力を尽くして介抱したが、その甲斐なく母は他界し、翌年自分も病に罹り28歳の若さで、後を追うように亡くなった。
主家の渡辺家は、萬作のひたむきな孝心に感動し、楡俣新田にある江翁寺に明治41年7月墓石『孝子萬作之墓』を建て供養した。
萬作の墓石がある江翁寺は、輪中文化財(信仰)で紹介しています
参考文敵:輪之内町史
場所 | 輪之内町楡俣新田410 江翁寺内 |
---|---|
連絡先 |
TEL: |
所有者 | |
製作年代 | 明治14年11月18日~明治41年1月27日 享年28歳 |
撮影日 | 2012年3月16日 | 経度 | 35.29877000147994 |
---|---|---|---|
調査年月日 | 緯度 | 136.6518223285675 |
水郷地帯の岐阜県輪之内町。
輪中に位置するこの町は、昔から
川の氾濫をくり返し、生命、家屋、農地等を奪いつつも、水害から身を守るため
様々な治水事業を行ってきました。
中でも宝暦年間に行われた治水事業は、輪之内町のの歴史上大変重要であり、今の輪之内を形づくっています。
輪之内町内には薩摩藩の功績をたたえた史跡や、水と戦ってきた数々の知恵が今も生きています。