人物・民話
ゆうれいの切取髪(明看寺) ゆうれいのきりとりがみ
対象物の特徴・来歴等
昔、豊喰新田に住む百姓の源四郎という者が、ある時、伊勢へ行きミキという女にぞっこん惚れてしまいました。
わが家へ連れ帰りかわいがりました。
妻のタケは二人を憎み病気になり、延享三年(1746)正月二十四日に死んでしまいました。
夜中、二人で寝ていますと、死んだはずのタケの亡霊がにわかに現れ、自分の髪の毛を残らず切り取りました。
よく見ますと、ゆうれいのタケの頭が青白く尼さんのように見え、腰をぬかさんばかりに驚きました。
源四郎は、半狂乱になり明看寺へ駆け込み、住職に話しました。
住職にさとされ、日頃の身勝手なふるまいを恥じて女人成仏のお経をあげてもらいました。
すると、あら不思議。住職の前へゆうれいのタケがすっと現れ「成仏いたしましたしるしに持参いたしました」と切取髪に一文銭をそえて差し出しました。
その時の心覚えに、タケのゆうれいを写しておいたのが、この掛け軸の絵です。
※毎年お盆過ぎの虫干しのさいにゆうれいの掛け軸(絵)と髪の毛が塩喰にある『明看寺』で公開されます。
お経がすんだ後に住職さんが、由来を読んで聞かせます。
わが家へ連れ帰りかわいがりました。
妻のタケは二人を憎み病気になり、延享三年(1746)正月二十四日に死んでしまいました。
夜中、二人で寝ていますと、死んだはずのタケの亡霊がにわかに現れ、自分の髪の毛を残らず切り取りました。
よく見ますと、ゆうれいのタケの頭が青白く尼さんのように見え、腰をぬかさんばかりに驚きました。
源四郎は、半狂乱になり明看寺へ駆け込み、住職に話しました。
住職にさとされ、日頃の身勝手なふるまいを恥じて女人成仏のお経をあげてもらいました。
すると、あら不思議。住職の前へゆうれいのタケがすっと現れ「成仏いたしましたしるしに持参いたしました」と切取髪に一文銭をそえて差し出しました。
その時の心覚えに、タケのゆうれいを写しておいたのが、この掛け軸の絵です。
※毎年お盆過ぎの虫干しのさいにゆうれいの掛け軸(絵)と髪の毛が塩喰にある『明看寺』で公開されます。
お経がすんだ後に住職さんが、由来を読んで聞かせます。
詳細情報
場所 | 輪之内町塩喰(新田山尊面院明看寺) |
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連絡先 | TEL: FAX: |
所有者 | |
製作年代 | |
撮影日 | 2011年11月14日 |
調査年月日 | 2011年11月14日 |
経度 | 35.284276962132964 |
緯度 | 136.61786556243896 |
現在地からルート確認
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